ようこそゲストさん

Bookstack

メッセージ欄

分類 【日常】 で検索

一覧で表示する

2005/05/27(金)

日常

一週間ぶり

ここしばらく頭痛と腹痛が重なって体調が悪く、会社も休みがちだった。

で、今日は会社を辞める人の送別会で、ほぼ一週間ぶりの飲酒。そんなに長いこと酒を飲まずにいたなんて、何年ぶりだろう。

で、なぜかその席上で、同じ部署の女性に『荊の城』って面白いですか、てなことを聞かれる。強く激しくおすすめしておいたのだが、後になって考えたら、アレってヴィクトリア朝ポルノへの敬意に満ちたえろえろなお話ではなかったか……。

2005/05/22(日)

日常

小説すばる新人賞(二回目下読み)

終了。でも今日中の発送は無理。嗚呼。

そのうえ

勤務先も適度をやや超えたレベルで忙しくて、あまり本を読めません。一方で、あまりヒマだと、全般にのんびりして読書のペースも低下しがち。バランスが難しいところである。

[] 吉村萬壱 / バースト・ゾーン

ISBN:4152086378

没落した日本を舞台にした人権軽視ディストピア小説、と思って読んでいたら、第二章からは人権がどうのとか言ってられないくらいブチ切れた展開に。そして結末、まさか××SFだったとは。気が狂ったと思われると困るので、あらすじは説明しない。

2005/05/09(月)

日常

[] 獅子宮敏彦 / 砂楼に登りし者たち

ISBN:4488017134

また狂った本を読んでしまった。

戦国時代が舞台の連作短編で、特に第三話「大和幻争伝」の印象が鮮烈。

忍者や怪僧が奇怪な術を駆使し、人が無情にばたばた死んでゆく山田風太郎ばりの世界で、なぜか死体移動トリックなんぞが律儀に謎解きの対象になっているのだ。

人体の一部分の使い方などが無駄に素晴らしい。読みながら笑ってしまった。

2005/05/08(日)

日常

Boozed, Broozed & Broken-boned

ISBN:B0000A02XM

激しくビールを呷りながら演奏するザック・ワイルドの姿にたいへん好感を抱きました。ぐびぐび。

[] 鳥飼否宇 / 痙攣的 モンド氏の逆説

ISBN:4334924565

連休の間にこんなバカな本ばかり読んでいると、すっかりバカになってしまって明日からの社会復帰に差し支えそうだ。

美術評論家・寒蝉主水が遭遇する殺人事件とその解明を描く連作短編……という形をとっているものの、読んでいるうちに「なんだこれは?」と気になる記述が続出。で、四編目の「電子美学」で狂った展開を迎えた後、五編目の「人間解体」でとんでもないことになってしまう。

終盤の狂いっぷりは半端ではない。話の辻褄は合っているけどヘンである。『百番目の男』を『魔女が笑う夜』とするなら、これは『迷宮の暗殺者』。

実に楽しかった。なんですかあの凶器は。

小説すばる新人賞(二回目)

そうそう、まだこれを読まねばならないのであった。

それはさておき

先月はクレイグ・ライス月間でしたが、今月はロス・トーマス月間です。

2005/05/04(水)

日常

[] ジャック・カーリイ / 百番目の男

ISBN:4167661969

衝撃の真相が明かされた瞬間、あまりのことに笑ってしまった。カーター・ディクスンの『魔女が笑う夜』ISBN:4150704082 みたいな話。

こんなオチが存在しうるシチュエーションを作るために、作者が費やした努力はなみたいていのものではない。半ば呆れつつも畏敬の念を抱いた。

バカなオチをのぞけば、できはいいけどふつうのサイコ・スリラー。二作目ももうすぐアメリカで出版されるらしいが、作者が自分の長所を理解していることを祈るばかり。