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2005/04/09(土)

日常

花見

 勤務先の人の誘いでお花見へ。陣取った場所が日陰だったのでやや寒かったけど、花見にはちょうどよかったようだ。

[] クレイグ・ライス / 暴徒裁判

 読み始め。たしか再読だと思うんだけど、あまり話を覚えていないので、新鮮な気分で楽しめる。

2005/04/06(水)

日常

[]クリストファー・ファウラー / ルーフワールドISBN:4150201374 (1)

ハヤカワ文庫FTではあるが、基本的に現実の枠をはみ出す要素はないようだ。

舞台はロンドン。建物の屋根の上にひそかに築かれた、独自の社会をめぐるスリラーのようだ。

都市の地下に、ひそかに独自の社会ができていた……というのは地底小説の典型的なテーマだが、これはそれの屋上版。いわば裏返しの地底小説かもしれない。

2005/04/05(火)

日常

[]ウィル・マッカーシー / アグレッサー・シックス

ISBN:4150115079

たいへんバカバカしくてよろしい。

人類文明を脅かす異星人の戦略・戦術を把握すべく、彼らの言語や習性を身につけた特殊調査班の物語。

……だが、メンバーの大半はあまり異星人になりきれてないし、一人だけになりきってる奴はあまりにもなりきってしまってチームから浮いてしまっている。人類が何億人という単位で死んでいるさなか、彼らはおもむろに「これまでの人生で恥ずかしかったこと」を話す会を開いたり、もうなにがなんだか。

クライマックスで彼らが見出す解決法たるや、呆れてものも言えないくらいに意外だ。なぜもっと早くそれをしない? というタイプのもの。なんというか、クイーンの『第八の日』を思い出してしまった。

異星人の設定(4つの性と6人単位の社会構造とか)があまり活かされていないのはもったいないけど、この脱力もののオチだけですべてを許してしまいたくなる。許しちゃいけないような気もするんだが。

2005/04/03(日)

日常

小説すばる新人賞

 応募原稿の詰まった箱が届く。下読み開始。

2005/04/02(土)

日常

[] ヴァル・マクダーミド / 過去からの殺意

ISBN:4087604837

第一発見者として殺人事件に巻き込まれた四人の大学生。事件は彼らの人生に大きな影を落とした。そして25年後。警察が未解決事件の再捜査に乗り出して、過去の事件が再び彼らの前に立ちはだかる……。

ゆったりと過去を描く第一部と、スピーディに現在を描く第二部からなる。地味ではあるけど、しっかりしたつくりで読ませる。