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やってきた担当者は、混迷を極めた部屋を眺めつつ「じゃあ段ボールは30箱くらいで」てなことを言うので、私は「えっ?」と聞き返してしまった。
というのも、4年前にこの部屋に引っ越してきたときは、たしか本+CDだけで50箱くらいあったのだ。そのときは勤務先の都合による引っ越しで、運送業者の手配も費用も会社任せだった。「ここに必要な段ボールの数を書いて提出するよーに」と渡された紙に、おそらく必要と思われる数を記入して出したところ、総務から電話がかかってきた。
「50箱って書いてあるように見えるんですが」
「うん」
「多すぎませんか?」
「むしろ足りないんじゃないかと心配している」
「本当に50箱手配しちゃいますよ」
「してくれないと困るよ」
思わず聞き返してしまったのは、そんな会話をした記憶があったせいだ。
まあ、足りなきゃ箱を追加してもらえば済むのだが。
とはいえ翻訳ものは少々きついようで、まずは国内作家のものから。
ところで、読めない状態から回復できた理由として思い当たるのは、職場の事情だ。
職場での私は、互いに関連のない複数のプロジェクトに同時に携わっている。そのひとつが、ソフトウェア開発でいえばデスマーチに相当するようなモノだった。
その負担に引っ越し準備も加わって、心身の余裕をなくしていたようだ。
さいわい、同時進行中の他の仕事まで巻き込まないうちに、問題のプロジェクトからは距離を置けるようになった。それが昨日。タスクがひとつ減っても忙しいことに変わりはないが、他の仕事はまともに動いているのが救いではある。
もっともホンモノのデスマーチといえば、心を病んでしまったり、ひどいときには命を落とす人までいるわけで、私の経験などとは比べものにならない。絶望感に満ちたノワールの背景には向いてるんじゃないかと思う。
本を読もうとしても、目は文字を追っているのに内容が頭に入ってこない。田口俊樹訳のローレンス・ブロックがそんなに読みづらいものとは思えないのだが。
不思議なことに、ノンフィクションならばなんとか読める。どうにか読み終えた松本仁一『カラシニコフ』は、政府が機能せず治安が崩壊したアフリカの国々の現状を映し出す良書。
第一章で語られる、子供たちまで兵士として動員されるシエラレオネやリベリアの内戦の現状が実に凄惨。
そういえば、今回の「このミステリーがすごい!」大賞の一次選考通過作品の中にも、リベリア内戦を題材にした作品があった。二次以降はどうなるかなあ(2005-12-24追記:残念ながら落選)。
これから読むもの・読み直すもの
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