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2004/12/24 (金) 週刊文春ミステリーベスト10の全回答 [長年日記]

週刊文春ミステリーベスト10の全回答

Webで公開されていた。

http://www.bunshun.co.jp/stockfile/best2004.htm

このデータをもとに、あんな集計やこんな集計をしてみよう、と思ったのだが……

誤字が多い。

文春でのページ作成時のミスか、回答者のミスかは不明だけれど、いくつか気づいたものを。

まずは人名の誤記。

  • 恩田睦(多かった)
  • 鯨総一郎
  • 歌野晶平
  • 香収諒一
  • 山田正継
  • 本多幸好

などなど。最初の二つは、ミステリをあまり読まない人でもしそうなミスだが、あとの4つはOCRの読み取りミスだろうか。

  • 船戸余一
  • 天童新太

これは誤変換だろう。また「藤村いづみ」は「藤村いずみ」が正しいが、これはちゃんと確かめないと間違えそう(いま確認しました)。「矢作俊作」になると、もう原因の見当もつかない。これは回答者名の誤記だが、「古山弘樹」はそもそも読みも違っていたりする(カ行に並んでた。orz)

作品名では、1位の雫井脩介『犯人に告ぐ』が、『殺人に告ぐ』『他人に告ぐ』てなことになってるのを見かけた。

若桜木虔氏の回答でも、自著の題名が『修善寺・紅葉の誘惑ライン』になっている("誘惑"は"誘拐"が正しい)。この作品については『修善寺・紅梅の誘拐ライン』という誤記もあった。せっかく表紙に紅葉を描いて10月に出したというのに、「紅梅」とはあまりに酷い。『修善寺・紅海の誘拐ライン』にすると、なんだか鯨統一郎みたいだ。

訳が分からなかったのは"島田荘司『風の歌、星の口笛』"(作者は村崎友が正しい)。いや、確かにあの豪快なトリックは往年の島田荘司に通じるものがあるけれど……。

そんなわけでデータを補正したところで力尽きてしまった。いろいろ集計して遊ぶのはまたの機会に。


2004/12/19 (日) [長年日記]

スキャナと裁断機を購入。

これで何をするのかといえば、たまった雑誌などの整理である。紙面をすべてスキャンして、PDFにまとめておくのだ。スキャンした後の紙の束は捨ててしまう。

平綴じならば背表紙を切り落とし、中綴じならば中央からまっぷたつ。愛書家の方々にとっては残虐きわまりない光景かもしれない。で、この紙の束をスキャナに流し込む。オートシートフィーダがついているので、1枚ずつ各面を手でスキャンする必要はない。まとめて面倒を見てくれる。

もっとも、心理的なハードルは高い。CDをコピーするのとはわけが違う。解体した本や雑誌は元に戻らないのだから。そんなわけで、古いポケミスなんぞは怖くて解体できない(反対に、コンピュータ関連の本をばらすのは平気だ)。

かといって裁断用と保存用とで2冊買ってしまっては意味がない。気をつけねば。

ちなみに、こちらのサイトをが非常に参考になった。

http://jyoppari.way-nifty.com/mobile/2004/01/post_5.html

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2004/12/16 (木) [長年日記]

週刊文春が家に届いていた

毎年恒例のミステリーベスト10。

http://www.bunshun.co.jp/stockfile/best2004.htm

国内9位に少々驚く。ある種の「ブランド」を確立してしまったわけだが、ご本人はそういうことは意識していないのだろう。国内編の総評は、精一杯の対抗措置という感じ(次点の貴志祐介にも言及してもよかったかも)。

海外作品は、過去をテーマにしたものが人気のようだ。歴史ものだと、今年はデイヴィッド・リスの『珈琲相場師』[amazon.co.jp] がけっこう面白かったけど、『ダ・ヴィンチ・コード』や『荊の城』あたりに比べるといかんせん地味すぎたのかな。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

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2004/12/15 (水) [長年日記]

職場の人々と宴会

いちおうこの一年を振り返って云々とか、来年はどうするか云々なんてのを話す……という目的もあったのだが、隣の座敷がうるさかったりで所定の目的が果たせたかどうかは疑問。

酒を飲みながら仕事の話をするのは苦手だ。酒のせいで頭の働きも鈍っている状態で、有意義な話をするのは難しい。酒類抜きならまだいいんだけど。


2004/12/13 (月) [長年日記]

推理作家協会賞短編部門の選考

退社後は推理作家協会事務局へ。

といっても今日のところは、委員一同の顔合わせと候補作の割り振りだけ。なにぶん短編なので、対象作品は雑誌やアンソロジーから切り抜いてホッチキスで綴じたものがそのまま配られる。

候補作を割り振るプロセスは秘密結社の儀式っぽくて面白かった。

帰宅途上で、某編集部から原稿督促電話。もう少しで書き上げられそうなので、「9時半に送る」ということで決着。帰宅後なんとか完成させて、9時半にメールで送付し、再度お詫びの電話をかけたところ……

「実は9時半というのは、明日の午前9時半を指していたんだよ!」

ということが判明。 な、なんだってー! というわけでもう少し見直してから、寝る前に再度送ったことである。

それにしても急いだものだ。時間に余裕があるときでも、このくらいの速さで書ければいいのだが。


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